速度計の「芯抜け」事例への対策について
NDロードスターの速度計の指針を取り外す際に、上の写真のように芯ごと指針が抜けてしまういわゆる「芯抜け」の報告を「100台中3〜4台」の割合でいただいております。調査した結果、巷で言われている年式やグレードの規則性はなく、個体差やオーナーさんの作業方法によって芯抜けが発生し得ることが判明しております。
RSプロダクツでは、メタルゲージキットの発売前にあらゆる年式・グレードの純正メーターを検証・精査し、万が一の芯抜けの際の「復旧レシピ」を用意しておりましたが、先日あるオーナーさんがこのレシピでの復旧作業中に機構(ステッピングモーター)に不具合が生じ、復旧が困難な状況となりました。
RSプロダクツとしては「たった1件の事例であっても看過できない」と考え、芯抜けを回避する方法を考案いたしました。これは導入をご検討くださっている全ての方に安心して製品をお求めいただきたいという事に他なりません。
「もし芯が抜けても復旧できるから大丈夫」ではなく「芯が抜けずに安全に交換できる方法を」という考えのもと、指針取り外しの専用工具と作業解説動画を用意いたしました。
現在生産中のメタルゲージキットには全てこの専用工具と改訂版マニュアルを同梱いたします。従来に比べ作業していただく工程は若干増えますが、安全で確実な方法としてご理解いただけると幸いです。
なお、万が一この工具を使用しても芯が抜けてしまった場合は責任をもって修理いたしますのでご安心ください(部品代と往復運賃のみをご負担いただきます)。
専用工具をご希望の方へ
現在発送しておりますメタルゲージキットには全てこの「指針取り外し専用工具」を同梱しますが、すでにメタルゲージキットが手元にあり、まだ装着作業を行なっていない方に向けて専用工具をお送りします(送料はRSプロダクツが負担)。ご希望の方は以下のフォームにご記入の上送信ください。その際は「ご注文時のご氏名」を必ず明記ください。製品に同梱した明細の左上にある4桁の数字も同時にお知らせいただけると助かります。
※2022年8月以降発送分のお客様はこのフォームをご利用にならないようご注意ください。