透過光仕様のACパネル再販に多くのご用命ありがとうございました。ver.Iはまもなく初期ロット完売、ver.IIはまだ若干余裕がございます。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。
さて、透過光仕様の再販直後より多くのお問い合わせを頂いていた非透過仕様の変態スパルタンモデル「クラシックA/Cパネル(ブラックアルマイト)」および「クラシックA/Cパネル(シルバー)」の再販についてですが、ここのところかなり熱のこもったお便りが多く、押し切られるような形で再販を決定しました。
そもそも、「夜間は全く光らない(AC作動灯はパイロットランプにより点灯)」このモデルは、私が長年作りたかったフォント・配色・意匠(デザイン)を凝りに凝って仕上げた品で、パイロットランプまで埋め込んでしまった超絶変態仕様。このアイテムが早々に完売してしまうなどとは予想もしておらず、ましてやセカンドロットの生産にこうして踏み切ることになろうとは思ってもみませんでした。「おいらが欲しいんだから誰がなんといおうと作るんだよ!」という具合で鼻息荒く自己満足で製作したモノがこうして評価されて感激であります。
いつぞやか某自動車専門SNS上で、あるユーザーさんの不満な点として「TEMPERATUREと AIRFLOW MODEのデザイン統一感の無さ・ A/C緑表記がくどい」というレビュー表記を目にしたときは卒倒しそうになりました。というのも、このデザインはおよそ丸1週間かけてああでもないこうでもないと練り上げたもので、メーター類のデザインをする時もそうですが「フォントの統一感」「規則性」「いにしえの名車のインパネへのリスペクト」は私が最低限厳守している要素であるからです。そのレビューを見たとき「これのどこに『統一感の無さ』があろうぞ」と珍しく憤慨した記憶があります。黄色文字部分は黄色文字部分で統一感を、白部分は白部分で統一感をそれぞれ持たせていますが、その意図が伝わっていないことがとにかく残念でした。緑部分などは、わざわざこの部分だけの為にシルク版を1版製作しましたし、黒アルマイトの上に緑はうまく発色しないからと、わざわざ下地に白を引くという凝りようで、「社長、ここは白か黄色ではダメなんですか?」という製造担当部長を「ここを緑にしないんなら出す意味が無いほど拘っている」と説得した箇所です。ま、確かにこの緑部分に関しては好みの問題もありますので私もそんなに気にしませんが「統一感云々」に関してSNSで流布されたことは今でも悔しくて悔しくて堪りません(普段はサラリと読み流す私の製品へのレビューですが、さすがにあの的外れな批判記事だけは看過できないのでささやかなる抗議をここでしておきます。私もプライドを持ってやっていますので)。
特に再販のリクエストが多い「シルバーアルマイト仕様」ですが、みなさま「アルミビレットA/Cノブ&ダイヤルセット(シルバー)」との同時装着をご希望のようです。「透過光仕様の時と同様、セット販売特別価格でお願いします」旨のお便りが多いことからも窺い知れます。これにクラシックスイッチ(RS-S)とステンレスビレットA/Cリングを合わせればセンターパネル部分のカスタムは完璧だと思います。ブラックを選ぶかシルバーを選ぶか、それは「オーディオ部分の色味」がキーになるように思います。
ブラックアルマイト版・アルマイトシルバー版ともに、「パイロットランプ貼り付け作業」がかなり苦心する部分で、一気にたくさん生産できないのが辛いこの製品。5月以降のデリバリー予定で月産10枚ほどずつを予定していて、それぞれ30セットずつの再販となります。発送開始の頃には完売の可能性があるので、再販をお待ちかねだったみなさまはどうかこの機会にご用命下さい。