撮影機材を一新してからというもの、オフィスの行き帰りの車内では信号待ちの度に撮影をしております。サイトに掲載するためというよりも、新しい機材の操作やアルゴリズムを把握するための訓練としてシャッターを切っております。そうこうしていると、「あそこの交差点の信号待ちの」とか「あの店の駐車場が」とか、好みのライティングが得られるスポットが絞られてくるのですが、必ずしもその信号で止まれるかどうかとか、その店のその駐車場の「その駐車スペース」が空いているかなどは時の運です。
さてこの一枚。私の現在のNAの「M2タイプ・ビンテージクラスターTYPE-B」と「NA用クラシックゲージパネルTYPE-MG(ver.II)」および「ニードルキャップ(チタンアルマイト)」が装着されている様子ですが、これも「ある店のある駐車スペース」でのみ得られる絶妙なライティングの下で撮影したものです。惜しむらくは、ニードルキャップやパイロットランプのピントに対し、ゲージパネルのフォントやスケールにピントが合っていないという部分です。
この機材には「深度合成」という機能が搭載されていて(あー、機種がバレてしまう)、異なるフォーカスポイントで複数枚(8枚)撮影された画像を自動的に「フォーカスの合った部分のみ」だけをカメラ内で合成してくれるのですが、この一枚はピントを移動させる範囲の設定を見事に誤ってしまった例です。無論、センサーサイズの小さいコンデジやiPhoneなどで撮影すれば広い範囲にピントが合って楽チンですが、いかんせんこのような「質感表現」ができないので使いません。
というわけで、質感溢れる究極の変態・贅沢仕様「NA用M2タイプ・ビンテージクラスター」は引き続きお申し込み受付中です。