ところでみなさんはパイロットランプはお好きですか?私は「大好き」です。「男ならみんな好きに決まっている」とさえ思っています。「インジケーターランプ」などとも呼びますね。航空機はじめ、コクピットと称されるところには必ずこのパイロットランプが存在します。機関の作動状況や通電状況を色と光で表現するパイロットランプは趣があり、機能美に溢れています(先般、仕様を変えて発売したクラシックA/Cパネルには、パイロットランプを埋め込んでいます。私のようなパイロットランプ好きに贈る逸品で、おかげさまで好評頂いております)。
メーターパネル内に整然と並ぶパイロットランプ群には、純正のアイコン表示とは一線を画す魅力があると考えます。通常の発想では「既製品のパイロットランプを調達して移植する」という方法が浮かびます。しかし、程よいサイズを探すことや内部に仕込まれたLEDやバルブを除去するなどの手間が煩雑で、なによりもコストがかかります。「どうせコストがかかるなら」という逆転の発想から、RSプロダクツではオリジナルのパイロットランプ用ブラケットを一から設計・デザインする手段を採りました。オリジナル設計であれば、理想的な形状や質感を追い求めることができますし、何より「既製品の流用」という負い目もありません。メーターパネル内に配置した際の間隔やサイズ感が最も美しくなるように仕様面の追い込みにはかなりの時間をかけました。
今回のM2タイプ・ビンテージクラスターに採用するブラケットにはSUS304を使用し、素地そのものの輝きが特徴の仕様と、M2メーター風のセミグロス(半ツヤ)の仕様の二種をご用意します。明日のこの頁で言及予定の「レンズ部」との組み合わせにより全4種のパイロットランプの仕様をお選び頂けます。