NA用「M2タイプビンテージクラスター」(旧製品名「ビンテージメーターパネル」)の受注開始の際に併せて発表しようと温めておりましたが、NBオーナーの方からのお問合せが多いため先行発売させて頂きます。
NC2/3用の新ゲージ発表の際に新発売となった二種類の仕様「ブラックアルマイト」と「チタンアルマイト」ですが、共通した特徴は“C面に施した鏡面加工”です。全体の形状を切削したのちにアルマイト処理を施し、さらにC面に耐腐食・耐磨耗性の皮膜を発生させる特殊加工技術を用いて鏡面化させています。コスト面でなかなか痺れる部分もありますが、この質感は何物にも換えがたいと判断し、採用に踏み切った経緯があります。装着の際に皮脂などで侵さない限り、この輝きを永きに渡り保つことができます。
[ブラックアルマイト仕様]
従来製品は天面切削痕の主張は控えめで、「漆黒」と表現できる質感を目指して開発しました。今回の新仕様はセミグロス(半光沢)の黒アルマイトにC面の鏡面加工が相まって、質感・高級感溢れる製品となっております。間もなく発表致しますM2タイプビンテージクラスターのクロームリングとの相性の良さは、実物を未だ目にせずとも想像に難くありません。
[チタンアルマイト仕様]
こちらもNC2/3用ニードルキャップから採用したもので、アルミ独自の「白っぽい色味」ではなく、チタンやステンレスのような「重厚感のある深みある色」を表現しています。「旧車なのにチタン?」との向きもあるでしょうが、そこには一家言あります。つまりRSプロダクツ的な拘りとしてこの色味を選んだのは「経年による日焼け」や「退色」を思わせる部分を狙ったからであり、「わざとらしいアルミの輝き」から脱却したかったという意図があるからなのです。見比べないとわかりづらいですが、単なるアルミ切削のものとは明らかに「風合い」や「趣」が異なります。
さて、「指針のお尻(後端部分)を切除して装着する」という大胆かつ斬新な方法は全て、ご覧のような“結果”を得るために必要なのだとご理解頂けると思います。RSプロダクツが日々呪文のように唱えております「古き良き時代の計器」には指針軸を貫通するお尻などは無く、ただ真っ直ぐに伸びた一本の指針あるのみ。それをNA/NBロードスターで再現すべく採用した手法なのだということがおわかり頂けるでしょうか。
もちろん、M2タイプビンテージクラスター発表時には同時装着した様子を写真で掲載します。今のところはご覧のように旧仕様のビンテージメーターパネルとの同時装着状態ですが、純正状態での単独装着はもちろん、NB車輌にも全車に対応してございますので、どうぞこの機会に導入をご検討下さい。