NAもNBも共通のエアコン吹き出し口。インテリアカスタムの定番とも言えるその部分のドレスアップには、昔から「アルミ製のプレス製品」を「貼り付ける」タイプのものが主流です。価格もお手軽で装着もお手軽。かく言う私も初めて購入した部品がそのアルミ製品だった記憶があります。
RSプロダクツ事業部を立ち上げた当初、エアコンパネル・ゲージパネルを製作した直後から「これをステンレスで作りたい、しかも貼り付けタイプでなく交換タイプで」という欲求が常にあり、実際に取り組んだ最初のが「ステンレスビレットA/Cディフューザー」。あれは確か2007年頃のこと。貼り付けるだけのものに比べれば装着はお手軽ではないし価格も数倍。最初のロットを製作した際は「売れ残らなければいいか」とか「もう二度と再製作はしないことだろう」などといういわば「完全自己満足仕様」の位置づけでした。しかしながら、あっという間に完売してしまい再製作。いつも「これが最後だ、これが最後だ」なんて調子で気が付いたらかなりの数を販売しておりました。
さて表題の件、これまで「ステンレスビレットA/Cディフューザー」という名で親しまれてきたがこの度「ステンレスビレットエアコンリング」と改称し再製作・再発売致します。「そんなに売れるならもっとたくさん作ってコストを下げれば?」などと言われそうですが、実はこの製品「切削業者が嫌がる要素」がたっぷり詰まっていて、いつもいつも無理を言って製作してもらっています。「100個程度ならいいけれど1000個とかは勘弁」という世界らしく「んじゃまあ、お時間ある時に100ヶほどお願いします」という具合です。
確かにこの製品、貼り付けタイプに比べるとグンとお値段は跳ね上がります。でも一度装着してしまうと「もうアルミプレスの貼り付け品には戻れない」と皆様おっしゃってくれます。アルミ製品は、どうしても経年劣化が顕著で、それを抑えるべくアルマイト処理したものは「金属質感」が損なわれる、というジレンマがあります。しかし、SUS304を贅沢に削りだしたRSプロダクツ製「ステンレスビレットエアコンリング」は経年劣化にすこぶる強く、また輝きにも重厚感が溢れています。
本日より次回ロットへのご予約受付けを開始致します。通常価格よりお安く、また同時装着をおススメする製品群も特別価格にてご提供致します。詳細はこちらをご覧下さい。